MOEKAプロジェクト/配布元:伺書彩々

 ランダムトーク数318+裏モードトーク336。
 改めて数えてみると、相当大規模な部類に入るゴーストなんだな。
 
 と言う訳で、萌迦(めいか)のお嬢さんの話。紹介と感想と妄想を取り混ぜて適当に書く。
 ひとことで言うなら、なんだろう、考察系? “萌え”についてのネタ話をするゴースト。
 \0の萌迦は特に擬人化が得意。物体どころか特定の時間までもにキャラを被せる想像力。
(\1のぬいぐるみことMoは、ツッコミと聞き役に専念してる感じ)
 萌迦は普通にエロゲーをやってるような同人屋で、要するにどっぷり漬かったヲタ娘だ。
 
 そんなキャラのサーフィスがこれなんだから世の中分からない。執念深く加工されたフリーシェル
 目の下に隈ができてるのはいいとして、頬に痣があるわ肩口の切り傷はやたらでかそうだわ。
 もしこれが自傷癖によるものならとりあえず病院行けってレベルだが、詳しくは後で。
 考察ではなく自分自身の好きなものに関するトークはほとんどしないのも、同人屋としては変わってる。
 先天的に受け手ではなく作り手になりたがる体質なんだろうなあ、と思うと、羨ましくも感じられたりする。
 
 そして傷の話から色々。
 あれは全て、戦いの中でついた傷らしい。
 詳しい設定の説明は省くが、萌迦は強い、と設定されている。
 狂ってるとか歪んでるとか、そういう設定もされているのかもしれない。
 で、俺は狂ってるし歪んでると思う。
 ある少女のもうひとつの面を語るための裏モードは、ゴーストにはつきものだ。
 萌迦のそれは特に徹底していて、肉体的な戦闘についてのことを、300以上のトークをもって語ってくれる。
 こっちの萌迦は狂ってるとか歪んでるとか、もっと分かりやすく言うなら性格悪い。
 高慢だし空気読まないし狂気と混ざり合った偏見の塊だし、そのくせ倫理観念が全く無い訳じゃないからタチが悪い。
 自分がいかに強いか、いかに強くなりたがっているか、なぜ強くあらねばならないか、強さとは何かを延々と考えてる。そんな感じ。
 誰かを守るために強くなるお嬢さんがたの逆を行く、萌迦は強くなるために守るものをなくそうとしてるお嬢さんのようらしい。
 あと表と裏モードの差異についての話だが、「二重人格というわけではない」と主張してたり、双方で触り反応がほとんど変わらないのは面白い。
 
 あ、言い忘れてたが触り反応を筆頭にユーザへの好感度は地を這ってるんでよろしく。M趣味のユーザにすらおすすめできない常温零度な視線で出迎えてくれます。
 ごくごく一部のトークを見るにツンデレの素質がない訳じゃないようだが、その辺は萌迦と彼女の姉妹ゴーストである仮名子の小説『Only Doubles』を読んだ方が分かりやすい。
 
 特に紹介文としてのまとめはない。
 でも褒めてるようには見えないかもしれないが、俺はこのゴーストが好きだ。
 好きになれない点を挙げるなら、バグが多いことくらい。
 俺も一度報告したが、普通に立たせてトークを見てれば分かるはずのバグがかなりある(報告し忘れたのだと、ランダムトーク中のsplitが機能してないとか)。
 
 今回の文章のコンセプトは、「原作者を意識せずに好き放題書く」だった。
 だから頑張ってください、とかそういうことは言わないでおきたい。
 でもこういうゴーストがいた方が、伺かの世界は面白くなると思ってる。