篠房六郎短編集を読み直す
自分で思ってた以上にこの作品の自作への影響が強い事に気付いて鬱。
必要なのはレベルアップだ。
もともと架空世界が舞台の『空談師』よりむしろ『やさしいこどものつくりかた』が効いてる。
この話にはすごくヴィイの作品世界の思想に近いセリフがある、という訳で以下ネタバレ。
「いかに偽りの赤い血が流れていようとも
我々は肉体の損傷で死ねる身体ではない
友人だろうと
家族だろうと
恋人だろうと
我々にとってはただの記憶でしかない
だから何度でもやり直す事が出来るのだ
何度でもな
今回の状況設定が気に入らなかったのなら次がある
××も君も何度でも再生できる
心の痛みがあるのなら記憶を変えればいい
それだけの事だ
いつでも逃げる事は出来る
これは
ただのママゴトだ」