隙間の世界/リーライナ?

A:なんとなく書きたくなったから、リーライナさんの感想書いていい?
B:あ、アンタの感想なんかいらないわよっ!
A:えー?
B:なによなによっ、アンタの失礼なブログに感想を載せられたって嬉しくもなんともないわ!
A:……本当に?
B:それは……
A:…………
B:…………
A:で、でも……どうしてもって言うなら、書いてあげてもいいんだから……
B:アンタがデレるのかよっ!?
 
 そんな感じの経緯で感想を書くリーライナさんである。
 スクリーンショットは抱えた本が印象的。
 ユーザの持っている本を(勝手に)抱えてくる姿はこのゴーストのシンボルと言っていい。
 一見ソロゴーストに見えるが、群体ゴーストという珍しいジャンルのゴースト。
 
“いつのまにかユーザの部屋にいたちびっちゃい女の子”という設定。
 実際小さなシェルが特徴的なゴーストだが、もちろん単なる作業の邪魔にならないだけのゴーストではない。
 というか“彼女”の数が十体を超えたらフツー作業はできない。
 初回起動時は一人きりのゴーストだが、どこからともなく、まさしくデスクトップの隙間から同一シェルの仲間が沸いてくるのである。
 
 この群体にゴーストの核と言える“本”が、間接的に関連してくる。
 ここでスクリーンショットの謎が解ける訳だ。
 通称蔵書システム。ユーザが所持する本を一つ一つ選び出し、運んでくるごとに固有の行動と反応をする。
 よいしょよいしょ、と十人がかりでひとつの本を運んでくる姿はマジピクミン。そしてエロ漫画をわざと選ばせて反応を楽しむのは基本中の基本。
 Amazonのおすすめデータとの連動で“蔵書”を自動収集する機能も心憎い(個人情報? 細かい事を気にするな)。
 
 実はランダムトークも、触り反応も群体の中のひとりひとりごとに細かく違う。
 妙に胸を触った時の反応が鈍い個体もいる。
 ももの付け根の辺りを触るとぐにっと硬い反応が返る個体もいる。
 そいつは当たりである。そう思え。
 
だって健全なの?
もちろん健全だよ

なんで?だってアッー!なんじゃないの?
違うよ。全然違うよ。

 
 本家サイトのFAQにもこう書いてある。
 ぐにっとした反応の後におまえを熱い目で見る個体がいるとかマジ気のせい。ユーザの性別が女性だと触り反応のパターンが反転するとかも気のせい。
 
 コミュニケートもなかなか楽しい。
『罵倒して』『犬と呼んで』『踏んで』など、イチャイチャ感を楽しみたい向きにぴったりのワードがナイス充実。
 コミュで他のゴーストの名前を入力するとイベントが発火するという珍しい要素もある。
 試しにヴィイと打ち込んでみたら、ツンデレさんとヤンデレさんの壮大な物語が展開しはじめて焦った。
 
 ランダムトークもカオス。話題以前にどの個体のボケにどの個体が突っ込むか全く分からない。
 FSWゴーストの話題も頻繁に出てくるが、ランダムトークには直前に読んだ蔵書が関係してくる訳で、ええと、その、なんだ。
 とりあえずエロ漫画を読んだ直後の個体にゴーストの話題をせがまない方がいいとは言っておこう。
 
 おまけ機能も充実。ビールで酒盛りをし、道頓堀に飛び込んだまま浮かび上がらず、はんどたんがいると剥く。
 某東方ゴーストがいると、ネクロでファンタジアな弾幕が発生する。
 群体でエロ、新機能で無駄機能、マゾでサド、斬新で独特、カオスで萌え媚び、そんなゴーストである。
 どんなゴーストだ。
 
 
 こんなゴーストがいると思うなら誰か作ってみてくれ。
 そしておぞんさん超ごめんなさい。
 真面目な感想は明日書きます。