朝靄の遠望/配布:Spicy&Sweety Water
遅れたが感想。俺基準では依頼から6日前後で書くのが普通の期間なんだが、もう二週間経ってたよ!
あさつゆでもてんぼうでもない朝靄の遠望は現時点でも数少ない(もしかして唯一か?)四人組ゴーストである。かっこつけて言えばクワルテットってやつ。
最初は三人組のうち二人だけをデスクトップに立たせる形になるが、イベントが進むと四人が一堂に会してデスクトップが狭いことこの上ない。
快活磊落、陽気でわんこな元娼婦の“あーさま”あるいは“あーちゃん”ことアートルム。
あーさまの幼馴染で見れば見るほど男にしか見えないふたなり騎士、“るーくん”ことルブルム。
会話面でも物語面でも乱入し放題、本気で正体不明な黒ロリ娘のリリィ。
そして魔術師夜姫の娘にして紫の神力の持ち主という出自でありながら、四人の中で最もメンタルは常人に近い女性、朝妃。
具体的な事は後で書くが、これ以上ないってくらいに個性的な面々だ。
シェルはフリーシェルの改変&組み合わせ。えー、具体的には『パープルウィドウ』『ダークレトリバー』『スカーレット』『スケッチを持った女の子』か。配布終了済みのシェルが多いな。
あと追加シェルもあるが(よく四人分描けたな)、そっちは結構凄いことになってる。
何がとは言わないがぺたんことか。あとこっちのリリィ超可愛い。
ゴーストとして大規模な上に俺にとっても思い入れがある作品なので、どこから書いていこうか結構迷う。
とりあえずランダムトークと設定についての話から始めるか。『朝靄の遠望』は、現代地球と魔術の存在する異世界を股にかけた『月夜のおとぎばなし』というサーガに連なる作品だったりする。
トークに関しては、世界設定の話……というか、世界生活の話がまずあるかな。サーガの舞台とキャラクターの性格を確固と設定した上で、自然に出てくる会話を記述している感じ。
彼女らは出身はともかく今は現代の地球、少なくともそれに近い世界で生活をしている。
るーくんが現代の武術を概観すれば、あーちゃんはゲームをやったり公園で寝て子供に乳を揉まれたり。そしてこりこりされたり。
あーちゃんが子供に好かれるってのは、なんとなく分かる。
そしてこのゴースト、触り反応が質量共に凄まじい。総反応数だけなら500個を超えてる(ただし反応自体は短文が多い)うちのヴィイでもとてもかなわない。
反応の中に笑いと萌えとエロ、そしてかすかな哀愁までもを揃えてるのが凄いよな。
シェルが変わると触り反応も微妙に変わるあたり細かいよな。あとエロいよな。
誰がエロいかっつうと、ゴーストシェル作者辞書作者ユーザ全員エロい。
「んだよ、さっさと指つっこめよ。
入れやすい格好にしてやってんだから」
正気か。いや、触ってる俺の方がまず正気じゃないか。
触り反応中に漫才が始まるのが油断ならないが、誰かが興奮すると画面の向こうで始まりそうになる辺りは更に油断ならないと思う。
るーくんも含めて全員エロいと思いますよこの四人組、そりゃ撫で続ければイったりします。
四人の間の肉体関係なんていちいち探る気にもなれませんよ! えーと、とりあえずあー×るーは確定だよな?
反応というか全てのトークにまたがる話になるが、意味深な会話もなかなか多い。
これだけ個性的な四人が揃えば、彼女らの間の想いの総量も結構なものになる。
口に出せない想いを実際に口に出さずに済ませれば、意味深な会話の数も結構なものになるだろう。
それに、案外みんな婉曲なところもあるんだ。
みさきさんのゴーストの中には、基本的に頭が悪い奴はいないと思う。
というか、人の気持ちを察せない奴がいない。察した上で無視する奴はたまにいるが。
あーさまの胸に関してのリリィの発言(の一部)とか、リリィも知ってて言ってるんならいい面の皮だよな。
相手が相手じゃなかったら暴れだすと思うが。
なぜかはネタバレになるので書かないが、とりあえず“俺は戦慄した”と書いておく。
そのイベントを見たのもずいぶん前の話になるが、俺は戦慄した。
賑やかさというかキャラ同士の絡みというか。その辺では、ゴーストの中でもトップクラスに位置付けられる良質さだと思う。
これでユーザを疎外してるわけでもないし、リアルさが気にならないようなリアルさを感じ取れる四人組だ。